研究分担者 |
中村 晃和 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員教授 (10381964)
浮村 理 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70275220)
大石 正勝 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (90405316)
上田 紗弥 (伊藤紗弥) 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 博士研究員 (90534511)
本郷 文弥 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80291798)
金沢 元洪 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00468266)
藤原 敦子 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (20457980)
|
研究実績の概要 |
疫学的な所見からアンドロゲン作用の低下が精巣腫瘍セミノーマの発癌につながる事が予想されているが、これまでにin vitroやin vivoの実験で調べた報告はない。本研究ではまずアンドロゲン低下がセミノーマの発癌、増悪に関与するかを検討し、最終的にはその分子機構の解明からセミノーマの新規血清マーカーの同定や治療標的の探索を行う事を目的とする。 申請者らはH28年度にマイクロアレイ解析を行い、セミノーマモデル細胞株 TCam-2においてアンドロゲン投与により2倍以上発現が低下し、セミノーマ患者において正常部位と比較して2倍以上発現が上昇していた遺伝子群の中からTPH1遺伝子に着目して解析を行い、研究内容を米国科学誌Oncotargetに報告した。 H29年度は、TCam-2においてアンドロゲン投与により2倍以上発現が上昇し、セミノーマ患者において正常部位と比較して2倍以上発現が低下していた遺伝子群の中からUBQLNL(ubiquilin-like)という遺伝子に注目して解析を行った。UBQLNLは精巣特異的な発現を示し(Yuan et al., 2015)、加齢および癌と負に相関することが示唆されている(Kent et al., 2012)。
|