急性腸間膜虚血モデルの血漿検体を用いた新規biomarkerの開発を行った。最終年度では安定して実験に必要なモデル(腸間膜虚血モデル、盲腸穿孔モデル、Shamモデル)の作成を行うことができるようになり、検体の採取を進めることができた。予定していた数の採取を終え、次の段階である検体の解析、Cell-free DNA値の測定や、プロテオミクスによる蛋白解析を進めることができた。 現在今回の実験で測定したbiomarkerを既存のbiomarkerとの比較を行い、解析を進めている。これまでの結果ではCell-free DNAが既存のbiomarkerと比較して優れたbiomarkerとなる可能性が示唆されている。今後プロテオミクスで得られたbiomarker候補も測定を進める予定である。合わせて論文を執筆中であり、今後原著論文として報告する予定である。
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