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2017 年度 実績報告書

新規生体危険信号因子ヌクレオフォスミン投与による生体反応の解析

研究課題

研究課題/領域番号 16K15770
研究機関大阪工業大学

研究代表者

川原 幸一  大阪工業大学, 工学部, 教授 (10381170)

研究分担者 丸山 征郎  鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特任教授 (20082282)
升田 好樹  札幌医科大学, 医学部, 教授 (10244328)
三浦 直樹  鹿児島大学, 農水産獣医学域獣医学系, 准教授 (80508036)
伊藤 隆史  鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, その他 (20381171)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2018-03-31
キーワード敗血症 / アラーミン / ヌクレオフォスミン
研究実績の概要

世界において敗血症患者は年間約800万人が亡くなっている。これは3~4秒に1人、世界のどこかで亡くなっている計算になる。今なお敗血症の罹患率は増加傾向にある(世界敗血症デー2015)。したがって、敗血症の予防と治療法の対策は非常に急務である。最近、敗血症の病態の進行に伴い、細胞の核から生命維持に必須なタンパク質が放出され本来の生命維持機能とは全く逆の生体を死へ導く分子、すなわち生体危険信号因子(例 HMGB1、ヒストンなど)が報告された。この因子の制御機構の解明は新規敗血症の治療につながる。応募者らは新規の生体危険信号因子(アラーミン)、ヌクレオフォスミン(NPM)を発見し、細胞レベルでの機能を解明した。しかしながら、個体レベルにおいてNPMの機能は未だ解明されていない。よって本研究は、アラーミンとしてのNPMを個体レベルで解決し、臨床応用へと展開するための研究基盤を確立する。昨年度よりリコンビナントNPMの単離精製を試み、そしてそれに成功した。今年度は、そのリコンビナントNPMを用いて細胞レベルでの機能を解析した。その結果、単離精製したリコンビナントNPMもサイトカイン産生能、すなわち炎症性サイトカインであるTNF-αの産生を見出した。

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公開日: 2018-12-17  

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