研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、ヌードラット坐骨神経損傷モデルにおいて、ヒト歯髄幹細胞から分化・誘導された神経系細胞を生着させたⅠ型コラーゲンチューブを利用して神経再建を行うことで、Ⅰ型コラーゲン単体、自家移植での再建と比較することによって、神経系細胞の誘導やその機能評価を行うことを目的としている。Ⅰ型コラーゲンチューブのみでの再建において、10mmの切断した神経再建部位が、14日で神経線維で断端が架橋されることが確認できた。チューブ内での歯髄幹細胞の培養法については、さらなる条件の検討が必要である。
口腔外科学分野