研究課題
本年度は、前年度までの検討によりマウスiPS細胞iPS-MEF-Ng-178B-5株を用いた中胚葉系細胞への分化誘導検討を進めた。結果、一部の細胞がin vitroで中胚葉系の成熟組織を形成したことが示唆された。一方のこの組織の作出効率は大変低く分化誘導方法にさらなる改善の余地があることが考えられた。また、研究室でより多くの知見を有するヒトiPS細胞から中胚葉系細胞への分化誘導、組織化とin vivoへの移植を行ったサンプルの解析を進めたところ、中胚葉系組織の残存と、再生骨の形成が観察された。本年度は、並行して、三次元造形を施したTCPをアガロースモールドで三次元培養する検討に着手した。また、並行して三次元造形を施したTCPをマウス頭蓋骨欠損モデルに移植した。詳細は解析中であるが、概ね形状を維持しており、再生骨が形成されたことが示唆されている。
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