外科手術の需要に伴い患者に対する安全で安楽な麻酔管理のため、質の高い周麻酔期看護師育成を目指し、麻酔科学と看護学を融合したアドバンスト周麻酔期看護過程プログラムを開発することが本研究の目的である。日本の周麻酔期看護師へのインタビューと関連職種である麻酔科医師、手術室看護師、看護職管理者にアンケート調査を実施した結果、医学と看護のバランスのとれた教育や手術室以外の麻酔業務に対応できる教育プログラムの必要性と海外の麻酔教育との比較から、臨床実習、シミュレーション教育における症例の充実と時間数増加の必要性が明確化し、さらに実践型・思考型教育過程プログラムの検討から有用な教育プログラムが開発できた。
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