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2019 年度 実績報告書

感染管理認定看護師の高齢者施設訪問による感染対策の実態調査と効果的介入方法の提案

研究課題

研究課題/領域番号 16K15884
研究機関山口県立大学

研究代表者

家入 裕子  山口県立大学, 看護栄養学部, 講師 (20716584)

研究分担者 藤村 孝枝  山口県立大学, 看護栄養学部, 教授 (00264979)
吉村 眞理  山口県立大学, 看護栄養学部, 准教授 (40274188)
松元 悦子  山口県立大学, 看護栄養学部, 助教 (80634980)
中村 美花  山口県立大学, 看護栄養学部, 助手 (90829425)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード感染対策 / 高齢者保健施設 / 感染管理認定看護師 / 感染対策チェックリスト
研究実績の概要

2019年度は、訪問調査時にあわせて実施した施設の状況や要望に応じた研修、相談対応、情報提供等の教育的介入の効果を評価することを目的としてフォローアップの訪問調査を実施した。2016年~2019年度までに訪問調査を実施した施設83施設(特別養護老人ホーム42施設、養護老人ホーム6施設、介護老人保健施設15施設、軽費老人ホーム4施設、有料老人ホーム7施設、グループホーム5施設、他4施設)のうち、特別養護老人ホーム7施設、養護老人ホーム2施設、介護老人保健施設1施設、グループホーム1施設に対して、15の中項目、65の小項目で構成している感染対策チェックリストを用いて、フォローアップの調査を行った。
特別養護老人ホーム7施設について教育的介入の比較検討を行った結果、65の小項目のうち改善を認めたものは20項目であり、感染マニュアルの改訂、感染症発症時の就業停止規定、手洗い洗剤やペーパータオルの設置などの手指衛生に関する5項目、手袋・エプロン・マスクの管理や布製エプロンの管理など個人防護用具に関する3項目、歯ブラシやコップ類、陰部洗浄ボトルなどのケア用品の管理に関する3項目、高頻度接触表面や汚物室管理、浴室の管理など環境管理に関する5項目、感染症患者の入浴、食品の管理であった。改善が認められなかったものは11項目であり、マニュアル配置、院内研修会の開催・記録、インフルエンザワクチン接種、有症者のベッド配置、掃除用具の適切な保管、再利用のモップ類の管理、感染性廃棄物の分別、適切な廃棄物容器の設置、清潔・汚染リネンの分別、消毒薬の適切な使用、専用の尿器使用であった。
2016年度~2019年度までの訪問調査結果を「高齢者保健福祉施設の感染対策の現状」としてまとめるとともに、「高齢者保健福祉施設における感染対策の課題と効果的な感染対策の提案」を作成した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] A県における感染管理認定看護師の訪問による感染対策実態調査及び介入効果2020

    • 著者名/発表者名
      家入裕子
    • 学会等名
      第35回日本環境感染学会

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公開日: 2021-01-27  

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