本研究の目的は、クリティカルケア領域で死別体験をした遺族の精神的健康状態と影響する要因を明らかにし、遺族支援プログラムを開発することである。 平成28年度は、国内外のクリティカルケア領域で死別体験をした遺族の精神的健康状態と影響する要因、遺族を支援する専門職者の遺族支援に関する認識のデータ収集を中心に行った。次に、平成29、30年度はクリティカルケア領域で死別体験をした遺族5名、遺族を支援する専門職者7名を対象に、半構造化面接調査を実施した。データ収集や分析(平成30年度)は、質的記述的に分析を行い、遺族ケアの実態と支援ニーズ、遺族ケアの認識について考察した。 今後、さらなるデータ収集かつ分析を進め、学会および学術雑誌等にて発表する予定である。
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