研究課題/領域番号 |
16K15920
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 大阪大学 (2017-2018) 東京大学 (2016) |
研究代表者 |
松崎 政代 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (40547824)
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研究協力者 |
平出 美栄子
藤田 恵理子
矢島 藍
清水 幹子
惣卜 加納
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 助産学 / ケア / 母乳育児 / 超音波診断装置 |
研究成果の概要 |
目標は、母乳育児支援のためにエコーを用いた妊娠・産褥期の乳房管理法を確立することである。そこで、妊娠期・産後のエコーの有用性を明らかにすることを目的とした。成果として、妊娠初期、中期、末期、産後、乳腺炎を発症した産後の女性に同意を得て、エコーを用いた乳房の評価を行った。結果、妊娠期は、妊娠週数の進行に伴い、乳腺の発達、乳管の拡張が著明に見られた。産後早期での乳房緊満では、乳腺が浮腫様になり、乳管を描出することが困難となった。乳腺炎症例では、ケアによって残乳が減少したことを描出できた。以上から、エコーを用いることで、生理的な乳房の変化、ケアの効果を視覚的に評価できることが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
助産学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本では、母乳育児を希望する妊婦が96%と高いにもかかわらず、産後1か月時点での完全母乳育児率は約50%と低率で課題とされている(厚生労働省雇用均等・児童家庭局, 2009)。本研究により、妊娠期、産後の乳房の生理的な発達を視覚的に明らかにし、母親も確認する事ができた。乳房の発達の確認は、母乳育児への自己効力感を高める可能性がある。母乳育児の‘高い自己効力感’は、産後6か月までの母乳育児の継続率を高める(Henshaw EJ,2015)。そのため、エコーで客観的に乳房の変化を妊産褥婦に伝えることで、母乳育児の増加に貢献できる可能性がある。また乳腺炎やそのケアの評価ツールとして有用である。
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