研究課題/領域番号 |
16K15929
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
小松 輝子 高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 講師 (20584410)
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研究分担者 |
前田 長正 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (60229309)
池上 信夫 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 准教授 (90335935)
浜田 佳代子 高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 講師 (90457383) [辞退]
池内 和代 高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 教授 (50584413)
赤松 恵美 高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 准教授 (30351943) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 女性 / 骨盤 / 尿失禁 / ウォーキング運動 / 妊娠 / 出産 |
研究実績の概要 |
平成28年9月から高知大学医学部倫理審査委員会に研究計画書を提出し、平成29年1月16日同倫理審査委員会の承認を受けた。主管施設である高知大学医学部附属病院および研究参加の同意が得られた県内3施設を共同研究機関とした4施設で研究を開始した。 平成29年3月1日より研究への同意が得られた20歳代・30歳代の妊娠初期(12週まで)の初産婦・経産婦各100例の第1回骨盤外計測(妊娠12週まで)およびアンケートを開始した。研究開始より6か月経過した平成29年8月31日研究参加者174例で妊娠初期の募集を終了し、以後第2回骨盤外計測(妊娠36週頃)、第3回骨盤外計測(産後1か月)と縦断的に調査を実施した。平成30年3月末時点で産後1か月までに尿もれ経験を有しウォーキング運動への参加意思を示した者19例が研究に参加中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初より研究開始は1年遅れとなっていた。妊娠12週から産後1ヶ月までのスクリーニング対象者を目標の200例としていたが研究期間をオーバーする可能性があり174例で募集を終了した。このことで計測開始後の進捗は、ほぼ計画通りに進行した。ウォーキング運動参加者は平成30年3月末時点で募集人数20名中19名の同意を得られ研究進行中である。但し、研究開始が遅れたことでデータ収集・分析結果を学会発表できたのは第1回骨盤外計測(妊娠12週まで)のみであった。
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今後の研究の推進方策 |
<平成30年度計画> 4月~5月中頃に、第3回(産後1か月)骨盤外計測は終了する予定。4月~9月末頃まで、ウォーキング運動参加者のモニタリングを行いつつ、5月~9月末頃までに、ウォーキング運動終了者の骨盤計測およびアンケートを実施する。第2回骨盤外計測(妊娠36週頃)、第3回骨盤外計測(産後1か月)のデータ収集・分析結果は学会発表予定である。 <今後の課題と対策> ウォーキング運動のサポート:研究参加者に定期的に連絡し、運動の継続を支援する。 研究成果発表:第2回~第3回のデータ収集終了後、直ちに分析に取り掛かり結果をまとめて学会発表する。しかし、ウォーキング終了後のデータ分析結果の年度内発表は難しい。研究期間の延長が必要と考える。
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次年度使用額が生じた理由 |
(理由)研究開始時期の遅れより研究全体がほぼ1年遅れて進行している。そのため当初計画していたウォーキング運動参加者・計測実施者への謝金やデータ分析に係る予算、研究成果発表のための旅費等の使用が次年度に繰り越すことになった。 (使用計画)平成30年度は、9月末までウォーキング運動参加者への骨盤計測・アンケートが実施される予定である。それに伴うデータ収集・分析および学会費用が必要となるため、平成29年度の残額はその費用として充てられる。
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