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2018 年度 実施状況報告書

訪問看護師のコンピテンシーを高める教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K15960
研究機関神奈川工科大学

研究代表者

難波 貴代  神奈川工科大学, 看護学部, 教授 (00453960)

研究分担者 織井 優貴子  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (50285681)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード訪問看護師 / コンピテンシー / 教育プログラム
研究実績の概要

平成30年度の計画は、訪問看護師のコンピテンシーを高める教育プログラムの本実施であった。基本的姿勢の評価は、OJTガイドブックを一部、加筆・修正し、技術評価は中性能シュミレーターを活用し評価した。平成30年度の研究の成果は、基本的姿勢については統計的な有意差はみられなかったものの、中性能シュミレーター機器を活用し、フィジカルアセスメントについて評価した結果、フィジカルアセスメントの履修は、大学あるいは専門・専修学校で履修した11名(25.6%)、履修しなかった28名(65.1%)、その他4名(9.3%)、教育機関以外でフィジカルアセスメント研修の受講は、病院の新人研修7名(24.1%)、看護協会の研修11(37.9%)、病院の新人および看護協会の研修で11名(37.9%)であった。教育プログラムの研修前後のアンケート結果に差があるか比較した。ウイルコクソンの符号付順位検定では、本日の研修目標を知っている(P<0.01 )、フィジカルアセスメンを使う必要性(P<0.05)、五感を使ってフィジカルアセスメントを実施できる(P<0.01)であった。教育プログラムの研修前後のアンケート結果の中央値を比較すると有意な差があると結論できる。結論として、平均年齢45.59歳の訪問看護師は、フィジカルアセスメントを6割が履修していなかったが、卒後教育でフィジカルアセスメントを体験しているものの、フィジカルアセスメントの必要性が理解できていなかったが、教育プログラムの研修前後は、フィジカルアセスメントの必要性や実施、さらに解剖生理の理解の有無が、フィジカルアセスメントの必要性につながる。しかし、訪問看護師の態度面について、利用者からの満足度調査を実施することができなかったため、平成31(令和元年)年度の調査実施とすることとなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

平成30年度の調査が、訪問看護師におけるフィジカルアセスメントを焦点に中性のシュミレーター機器を活用した評価に重点が置かれてしまい、訪問看護師の技術評価を中心とした教育プログラムに偏り、利用者に対する満足度調査を実施できなかったため。

今後の研究の推進方策

平成31年度は、平成30年度の調査を踏まえ、最終の教育プログラムを基盤に利用者に対する満足度調査を実施していく予定である
訪問看護ステーション対象者は、横浜市I訪問看護連絡協議会で、教育プログラムを28年度、29年度、30年度を受講した訪問看護師が勤務する訪問看護ステーションとする。

次年度使用額が生じた理由

平成30年度の調査が、訪問看護師におけるフィジカルアセスメントを焦点に中性のシュミレーター機器を活用した評価に重点が置かれてしまい、訪問看護師の技術評価を中心とした教育プログラムに偏り、利用者に対する満足度調査を実施できなかったため、平成31年度は利用者に対する満足度調査のアンケートを実施する予定でああり、さらに国際学会で発表していく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 訪問看護師のコンピテンシーを高める教育プログラムの開発2018

    • 著者名/発表者名
      難波貴代
    • 学会等名
      第38回 日本看護科学学会

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公開日: 2019-12-27  

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