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2017 年度 実施状況報告書

ポジティブ・ディビアンスによる青年期女性の「やせ」問題解決への挑戦

研究課題

研究課題/領域番号 16K15990
研究機関熊本大学

研究代表者

有松 操  熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 助教 (50289659)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード体組成
研究実績の概要

本研究は、「青年期女性のやせ」問題について、「ポジティブ・デビアンス(Positive Deviance:PD,以下PDと略す)」の考え方を用いて解決策を見出すことを目的としている。
今年度は、前年度の調査により抽出された「PD」ケースに該当した者を対象に実施した「PD」行動を抽出するためのインタビュー調査結果の分析を行った。分析では、「体型を健康的に保つことを可能にするために気をつけていること」として具体的に日常で行っていることを中心に「PD」行動の探索を行った。さらに、前年度に実施した調査の結果「PD」ケースに該当し、かつインタビュー調査への協力も得られた対象者が少数であったため、今年度も引き続き、「PD」ケースを見つけるための質問紙調査と身体測定を行った。調査では、女子大学生191名に研究協力を呼びかけ、同意が得られた72名を対象とした。調査は前年度と同様の内容で行った。質問紙調査は、食行動および運動習慣の有無など日常生活に関する自記式質問紙調査を実施し、身体測定では、身長および体組成計を用いて体重、体脂肪率・体脂肪量・筋肉量を測定した。測定結果から、BMIにおいて標準範囲である18.5以上~25kg/㎡未満であることに加え、体脂肪率が21~34%未満であることを健康的な体型の条件として設定し、この条件に該当した者を「PD」ケースとした。
また、今後の介入プログラムの実施に向けて文献検討を中心に情報収集を行った。主に介入プログラムの効果を測定するための方法と測定に使用する機材の選定について、それらの妥当性や使用方法について検討した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

「PD」ケースに該当する対象者およびインタビュー調査への協力者が当初見込みより少なかったことから、追加の調査を行っているため。

今後の研究の推進方策

追加で行った調査の結果を加え介入プログラムを作成する。作成した介入プログラムの実施協力者を募り、実際に介入研究を行なう。

次年度使用額が生じた理由

研究の進行が遅れ、介入プログラムの作成および実施が次年度へ持ち越しとなったため次年度使用額が生じた。今後は、追加したインタビュー調査の分析にかかるテープ起こし、介入プログラムの実施で使用する測定機器の費用としての使用を計画している。

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公開日: 2018-12-17  

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