地域で生活している人々ならびに地域全体の健康を目指した活動を展開していくためには、地域の全般的な把握とともに、地域の健康課題の発見や課題達成のための方策を打ち出す地域診断の理論及び技術が必須である。本研究の目的は、地域診断の理論及び技術の格段の高度化・効率化を目指し、3D-GISを活用した住民参加型地域診断のモデルを構築することであり、モデルコンテンツは、GISならびにフォトボイスによるストーリーマップである。初年度は、地域診断のコアとなる集団について高齢の地域住民を対象に検証し、次年度は、母子の地域住民を対象に検証した。最終年度は、これらの成果を踏まえ、その信頼性、妥当性、有用性を評価し、総括した。
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