公衆衛生の課題解決のために、修士課程における高度実践者養成が拡大している。今回の研究で大学院修士課程での学びは《他専攻と交わることによる保健師としてのアイデンティティーの確立》や《保健師について言語化する必要性の認識》が生まれていた。また、《SPHの講義による利益》として、【県の医療計画や費用対効果の講義で専門家の講義を受けることが出来る】、【政策や経済的効果について考えることを学んだ】などが挙げられており、公衆衛生における保健師の位置づけおよび役割期待を理解することにつながると考えられる。 修士課程で育った保健師が公衆衛生領域のリーダーとなるためには、公衆衛生の基盤強化が不可欠である。
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