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2018 年度 実施状況報告書

里親の語りと肯定的感情から捉える受託率向上と里親支援の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K16002
研究機関川崎医療福祉大学

研究代表者

石井 陽子  川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 講師 (20737390)

研究分担者 富田 早苗  川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 准教授 (00448797)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード里親 / 里親家族 / 肯定的感情 / 地域
研究実績の概要

平成30年度の研究実績の概要は以下のとおりである。1.平成29年度までに実施したインタビュー結果(※)を複数の学会で発表(第77回公衆衛生学会、第38回日本看護科学学会)し、また論文としてまとめた(論文は現在投稿中である)。2.全国の養育里親を対象に、里親の活動満足感と活動負担感に影響する地域要因を明らかにする目的で、平成30年12月から平成31年3月にかけアンケート調査を実施した。実施にあたっては、全国里親会、地域里親会にご協力をいただいた。
※インタビュー結果の概要:養育里親へのインタビュー調査で、里親を決意した理由と里親になることへの家族内の協議過程、そして里親となっての現在の気持ちを明らかにする目的で実施した。その結果からは、里親になりたい、したいと思ったとき、家族のなかでは話し合いが行われ、家族の受け入れのもと里親家族が始まっていたことがわかった。また、里親家族としての歩みのなかで数々の困難に直面しながらも、里子の成長や変化を目の当たりにし、家族間の連携・協力や地域、関係機関等の支援をうけ、里親は「里親になってよかった」という肯定的感情に至っていることが明らかになった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

アンケート調査の実施時期が関係機関との調整の結果、予定よりやや遅れたが、平成30年度で予定していた全ての調査は実施できた。

今後の研究の推進方策

平成30年度で全調査の実施を終えたため、今年度は最終年度として、研究成果の公表、まとめを行う予定である。
まず、インタビュー内容はもうひとつの論文として執筆する。また、昨年度末にかけて実施したアンケート調査は、本年度前半で分析し、研究分担者とともに複数の論文にし、投稿するとともに、学会等にて公表していく。

次年度使用額が生じた理由

平成30年度で本研究課題を終了予定であったが、調査実施時期にずれが生じたため、年度内で終了することができず研究計画期間を3年から4年計画へ1年延長した。その結果、論文作成・投稿、学会発表、報告業務等に伴い平成30年度に使用予定であった予算を使用することができなかった。そのため、次年度にこれら予算を、結果の論文投稿、学会発表による公表、報告業務(報告書作成を含む)を実施するために使用する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 養育里親インタビュー結果にみる里親支援への示唆2018

    • 著者名/発表者名
      石井陽子、富田早苗、波川京子
    • 学会等名
      第77回日本公衆衛生学会
  • [学会発表] 里親家族の始まり―家族へのアプローチの家族の反応―2018

    • 著者名/発表者名
      石井陽子、富田早苗
    • 学会等名
      第38回日本看護科学学会

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公開日: 2019-12-27  

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