研究成果の概要 |
本研究では,通信速度をリアルタイムに可視化するサービスが提供されることを前提として,帯域幅消費スケジューラの設計と実装について検討を行った.セルラーネットワークに輻輳が起きた場合に,スケジューラはユーザの便益を考慮し,トラフィックをオフピーク時間にシフトさせるか,無線LAN /フェムトセルネットワークにオフロードするか,またはそのまま維持するか,適切な判断を行う.また,その際にユーザの便益を定義するために,利用可能帯域幅や待ち時間に対するユーザの支払意思額関数を用いた.ピーク時の輻輳が効率的に緩和されることが分かった.
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