IoT 機器間において安全かつ効率的にネットワークを構成できるよう、負荷の低い署名方式を構成した。とくにIDベース署名と呼ばれる任意の文字列を公開鍵として用いる電子署名方式で構成することで、各デバイスがID情報やMACアドレスなどを用いる方式において、従来の方式よりも短い鍵の長さで高い安全性を持つ方式や、鍵が危殆化したときに鍵を更新できるような方式を構成した。さらに電子署名を持つ際のネットワークの安全性の解析方法や、ラズベリーパイ上での実装実験も行うことで、より実利用に近いプロトコルレベルでの検討も行った。これらの成果は学術論文誌7編、査読付き国際会議7編として公開している。
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