研究課題/領域番号 |
16K16074
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研究機関 | 東北福祉大学 |
研究代表者 |
伊藤 文人 東北福祉大学, 感性福祉研究所, 講師 (00722307)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 顔 / 選好 / fMRI |
研究実績の概要 |
本年度は実験刺激及び実験プログラムの作成を完了し、fMRI(functional magnetic resonance imaging)実験の実施に被験者の選定作業を行った。また、予備実験も実施した。来年度は、本研究の主たる目的である選好の継時的に関わる脳活動を同定するためのfMRI実験の実施を予定している。特に、腹内側前頭前野・背内側前頭前野・腹側線条体の活動の継時的変化及び、領域間の機能的結合に着目した検討を行う予定である。本fMRI実験の結果が当初の仮説と整合性のとれるものであることを確認したのち、tDCS(transcranial direct current stimulation)実験を実施し、腹内側前頭前野・背内側前頭前野の機能抑制が選好の変化を減弱させうるか検討する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定では本年度からfMRI実験を開始する予定であったため、進捗に少し遅れが出ているものの、データ取得に関わる準備をすべて終え、予備実験も実施することができたため、おおむね順調に進展していると考えている。
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今後の研究の推進方策 |
来年度は、本研究の主たる目的である選好の継時的に関わる脳活動を同定するためのfMRI実験の実施を予定している。特に、腹内側前頭前野・背内側前頭前野・腹側線条体の活動の継時的変化及び、領域間の機能的結合に着目した検討を行う予定である。万が一、結果が仮説に反するものであった場合には、実験パラダイムの見直し・データの再取得を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度はfMRI実験が実施できなかったため次年度使用額が生じた。
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次年度使用額の使用計画 |
次年度に実施するfMRI実験で使用する予定である。具体的にはMRI使用料及び被験者謝金にあてる予定である。
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