本研究では,発色型情報提示手法の大規模空間への拡張に関する基礎検討を行った.発色型情報提示とは,環境光の反射を用いた情報提示手法であり,実物体の色彩をコントロールすることで情報の書き換えを行うものである.先行研究,レーザーやUV プロジェクターなどのエネルギー投影手法を用いており,空間中に強力なエネルギーを放出してしまうため,大規模化がなされていなかった. そこで本研究では,エネルギー散布の符号化をロボットの制御によって行い,ロボットがエネルギーを運ぶ手法を用いることで,危険性を排除した手法を提案し,UV LEDアレイを用いた床面描画手法を設計・試作し、塗布面に描画可能であることを確認した。.
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