本研究はジョイントアテンション・インタラクション(共同注意を伴うコミュニケーション)に着目し,自閉症児の行動パターンを分析することを目的とした.統制された条件下での行動を分析できるように,行動と表情を単純化でき,統制できるインタラクションの相手としてヒューマノイドロボットを選択した.NAOロボットと自閉スペクトラム症児(日本人とセルビア人,約20名ずつ)のインタラクションを行い,ウェブカメラのデータからArousal-valenceモデルに従って自閉スペクトラム症児の行動分析を行った.その結果を学術雑誌と国際会議で発表した.
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