本研究課題は画像・臨床情報から得るPhenotypeとゲノム情報から得るGenotypeを融合した超早期COPD検診法を研究開発し,COPD患者のQOLの向上に貢献することを目的とする.喫煙者・過去喫煙者・非喫煙者のCT画像を用いて,肺気腫の進展度の指標であるLAV(low-attenuation volume)を自動計測した。約5年間のLAVの経年増加量を算出し,これに基づいてCOPD増大群・非増大群を分類した。COPD増大群に関連する候補SNP(Single Nucleotide Polymorphism)を発掘し,早期COPD検診法の可能性を見出した.
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