次年度使用額が生じた理由 |
次年度使用額が生じた理由は、【現在までの進捗状況】に記した通り、本研究が遅れていることにある。一つは、ブータン入国管理局の審査が厳しくなったことにより、当初計画していた長期滞在による研究調査が不可能になったため、海外旅費が大幅に減少した。もう一つは、平成29年度後期に、ブータン王国の「全国総合開発計画2030策定プロジェクト」に参画したため、当該期間中に、本調査を目的とする渡航が困難であった。結果として、平成29年度は、現地渡航が一回に止まった。 平成30年度は、請求予定額700,000円に、次年度使用額589,550円を加えて、1,289,550円が直接経費として計上される。その使用計画は以下の通りである。 まず、物品費について、主に消耗品費として30,000円を計上する。旅費に関しては、当初、二回の現地渡航を予定していたが、これを三回に変更し、海外旅費を900,000円に増額する。加えて、国内学会における中間報告も積極的に行う予定であり、そのための国内旅費100,000円を計上する。旅費の総額としては、1,000,000円となる。さらに、現地の教員・学生に研究協力を要請するため、謝金として計150,000円を計上する。そして、三回目の渡航時には、本研究の報告会を兼ねた国際セミナーを開催したいと考えており、会議費・印刷費として、残額となる109,550円を計上する。
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