看護教育,スポーツ指導動作,手話動作学習などの動作を学習する分野において,指導者の経験に基づく主観的指導と,受講者の記憶に頼った振り返りが主であった.すなわち,指導者と受講者が客観的に情報共有する手法が確立されていなかった.本研究成果では指導方法の定式化,映像動作を画像処理による数値化などといった,人の主観によって変化しない客観的手法を明らかにし,社会的意義を得た.またこれまでの学術的研究では接触センサを用いて現場の作業者に対して身体的・肉体的違和感を感じさせていたが,非接触センサを採用して現場と同様の環境による評価を行えた.そのため学術的意義としても評価されると考えられる.
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