研究課題
若手研究(B)
本研究では残留性有機汚染物質 (POPs) や、重金属類をはじめとする環境汚染物質の曝露によるヒトへの影響を、血清・尿中における低分子化合物を包括的に分析するメタボローム解析を用い、それらの組成の変化と化学物質の残留濃度の関係を解析することで解明を試みた。本研究の結果、POPsの1つであるPCBsがエネルギー代謝に関連する生体内パスウェイの変動に関わっている可能性があることおよび、鉛の曝露が腎臓や中枢神経系・ヘム合成系に関わる生体内パスウェイの変動に関わっている可能性が示唆された。
環境分析化学