研究課題
産業の発展や開発に伴い、化石燃料の利用が加速している。化石燃料には、自然由来の放射性物質が含まれており、その利用によって外部被ばくおよび内部被ばくが引き起こされる。国際放射線防護委員会(ICRP)は化石燃料などの天然資源からの放射線被ばくを防護するために、利用者の被ばく管理について勧告した。さらに国際原子力機関(IAEA)において管理のための基準が設定されようとしている。化石燃料については、その使用方法を含め、被ばくの状況についての情報が乏しく、規制管理の必要性を議論できるほどの十分な研究結果が得られていないため、その実態の解明が急がれている。本研究は、包括的な調査を通じて化石燃料等からの一般の作業者や公衆の被ばくの実態を明らかにすることを目的とした研究課題である。本年度は、本研究課題を通じて得られた成果の一部について学会発表や論文発表を実施した。
すべて 2018 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (3件)
Science Diliman
巻: 30 ページ: 5-13