研究課題
若手研究(B)
幼児期の食事に関する生理的側面および嗜好性を考慮した食事の提案を可能とするべく、給食の秤量調査およびメニューの解析を実施した。濃い味付けにより「おかわり」が増えたことから、食欲を増加させることで「小食」に対する対策に繋がるとも考えられたが、「食べ残し」の原因ともなっていることが推察された。この特徴は、喫食率が低かった年少クラスで顕著に見られ、その塩分濃度は成人の3割程度薄い0.6~0.8%程度であった。糖度および酸度については、メニューによって異なる傾向を示したが、薄めを好む傾向であった。テクスチャーは、主食や主菜など分類により異なるが、軟らかいものを好む傾向が見られた。
応用栄養学