昨年度、トランスジェニック線虫(GFP導入線虫)にビフィズス菌などプロバイオティクスを与えるとGFPが顕著に誘導されること、ビフィズス菌体成分としてDNA、タンパク質、RNA、DNA-タンパク複合体の分画を作製し、トランスジェニック線虫に与えたところ、どの分画においてもビフィズス菌体給餌よりもGFPの発現が低下した。給餌した分画濃度が薄かった可能性が考えられたため、今年度は、ビフィズス菌にトランスポゾンを挿入させたランダム変異株の作製を試みたところ、形質転換効率の良い方法を確立することに成功した。平成30年度は、このランダム変異株を用いて網羅的にGFP発現に寄与する菌体成分を発見すべく、スクリーニング実施する予定である。
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