食材ポリアセチレン化合物による糖代謝改善作用の解明と標的分子の同定

2017 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 16K16284
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 食生活学
• 研究機関: 岩手医科大学
• 研究代表者: 吉田 潤 岩手医科大学, 教養教育センター, 助教 (20611007)
• 研究期間 (年度): 2016-04-01 – 2018-03-31
• キーワード: ポリアセチレン化合物 / falcarindiol / GSK-3β / セリ科植物 / 糖新生 / 機能性物質 / インスリン

研究成果の概要

本研究はセリ科野菜などに含まれるポリアセチレン化合物ファルカリンジオールの抗糖尿病効果の検討と作用機序の解明を目的とした。糖新生を誘導した肝臓由来細胞におけるファルカリンジオールのグルコース産生抑制効果を見出した。その作用機序はインスリンシグナル伝達経路の下流のGSK-3β不活性化が関わることが示唆された。これらの結果は、抗2型糖尿病効果におけるセリ科食材の有用性を示唆するものである。

自由記述の分野

食生活学