若年者において夜型指向性を持つ者ほど1日のエネルギー摂取量の配分が遅い時間帯にシフトしており,朝食欠食頻度も高かった.また,夜型指向性を持つ者ほど食品摂取の多様性が低かった.食事摂取状況を検討したところ,食事の質を反映する食事バランスガイド遵守得点に対して週末の睡眠タイミングが有意な関連を示すが,菓子類摂取量は週末前後の睡眠タイミングの変化と有意な関連を示した.高齢者では睡眠中間時刻が若年者に比べて2時間ほど早く,睡眠中間時刻が早いこととフレイルとの間に有意な関連がみられたが,この関連について食事の質の良否が関わる可能性が明らかになった.
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