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2018 年度 研究成果報告書

ビタミンD栄養状態判別のための簡易質問票の作成と臨床的妥当性の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 16K16292
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 食生活学
研究機関大阪府立大学 (2018)
大阪樟蔭女子大学 (2016-2017)

研究代表者

桑原 晶子  大阪府立大学, 総合リハビリテーション学研究科, 准教授 (00582602)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードビタミンD欠乏 / 簡易質問票 / 日焼け止め / 日照頻度 / 魚類摂取
研究成果の概要

ビタミンD欠乏の指標となるような簡易質問票を作成するため、パイロット研究として長野県および熊本県在住の健常成人103名でビタミンD欠乏に影響する因子を検討したところ、日焼け止め使用が挙がった。さらに、近畿圏在住のボランティア649名(19-70歳)で調査した結果、性別、年齢、季節、運動頻度、日焼け止め使用および日焼けの履歴、習慣的日照の状況、ビタミンDを多く含む魚類の摂取が挙がった。これらを含めた質問票を作成したところ、比較的高いビタミンD欠乏判定能を示した。

自由記述の分野

臨床栄養、ビタミン学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ビタミンD栄養状態は種々の生活習慣病に関係するが、自立した生活を営む健常人とされる者においても、極めて高い割合でビタミンD不足・欠乏が存在することが明らかにされている。しかし、ビタミンD栄養状態を示す血清25-水酸化ビタミンD濃度の測定は高額であり、健常人でこの濃度を把握するのは現実的に困難である。そこで、採血を行わず簡易的な質問項目にてビタミンD欠乏の判定ができる質問票を開発した点に、本研究の学術的意義がある。また、今回開発した質問票が広く普及し、個々人がビタミンD栄養状態の改善に努めるようになれば、本研究成果が疾患の一次予防へ貢献することも考えられ、社会的意義をも有するものと思われる。

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公開日: 2020-03-30  

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