糖尿病や高血圧などの生活習慣病と食習慣の関係を調べるため、2012~2016年までの人間ドックデータのうち、食事行動調査を受けた者約6千件で解析した。糖尿病合併症の原因となる塩分に関して、自覚的な食事行動と推定摂取量の乖離を埋めることが、合併症の発症などの糖尿病の悪化の防止にとって重要なのではないかと示唆された。また、1998~2017年度受診分まで、のべ約62万件の人間ドックデータを解析した結果、受診者総数は約16万件で、単回のみの受診者より複数年にわたって受診した者の方が多かった。受診者の特徴としては、複数回受診者には男性が多く、年々高齢化していた。治療中の疾患は高血圧症が最も多かった。
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