自然体験と気候変動という時空間スケールが大きく異なる学習内容を繋ぐために、学習者の自然体験活動時の行動と、同学習者の教材への反応を明らかにした。ウェアラブルカメラを用いた映像の取得により、自然観察学習における各生徒の行動を定性的に評価できる部分があることが明らかになった。観察シートを用いた各年の開葉時期の観察は、開葉時期が年によって異なることを生徒自身で確認することには十分に有用だった。植物の観察を頻繁に行う生徒の割合は、男子学生よりも女子学生で有意に高く、植物観察を頻繁に行う生徒の特徴もそれぞれ異なっていた。
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