PERカリキュラムの典型としてTutorialsの実践と、それを効果的にするための工夫(インストラクショナルデザイン、ARCS動機づけ方略、ファシリテーション)、より詳細な情報を得るためのテスト妥当性研究として質問紙調査等を行った。 TutorialsなどPERカリキュラムの多くは、学習者が保持しているとされる「誤概念」を引き出し、認知的葛藤状況に直面させ、より適切な推論へと解決させる学習サイクルを想定しているが、このような学習サイクルがうまく機能しない学習者が少なくないことに注目し、より詳細な理論的分析の必要性を訴えるに至った。その一つの候補としてp-prims論による考察を行った。
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