研究課題
初年度のセンサにより,運動者の動作を解析するシステム開発,また,2年目のフィードバック情報の種類と調整する手法の開発に続き,3年目は,開発した手法に関する評価を実施した.対象動作として,具体的には,運動における特に下肢の代表的な動きであるスクワットを対象とし,カラーマーカーとしても動作するセンサを内蔵したウェアラブルデバイスによって,リアルタイムな支援が行えるシステムを用いて評価を実施した.具体的な評価手法としては,シンボルと呼ばれる,目標値に対し,その差分を可視化(可聴化も可能)した情報によって,運動者は,1人でトレーニングを行いながら,対面指導に相当するフィードバックを手軽に受けられる環境を提案した.このシンボルとして,昨年度開発した,ウェアラブルデバイスのセンサデータの出力とオノマトペを連携させる手法により,トレーニング効果が得られやすい姿勢へと導き,直観的にその姿勢を体現できるかどうかの評価を実施した.なお,評価の一部は,こうした体の動きや体への効果を測定する専門家の知見を得るために,学外の協力者と共同で実施しした.本開発デバイスや,視覚や映像等の複数の聴覚提示可能なシステム,また評価を通じて,本研究が提案した,「選択的近くに基づくスキル学習支援システムの開発」は一定の効果を得ることができた.
すべて 2019 2018 その他
すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件) 備考 (1件)
http://e-running.info/