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2018 年度 研究成果報告書

次世代進化論に向けた構造存在論の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 16K16335
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 科学社会学・科学技術史
研究機関京都大学 (2017-2018)
神戸大学 (2016)

研究代表者

大塚 淳  京都大学, 文学研究科, 准教授 (60743705)

研究協力者 オカーシャ サミール  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード生物学の哲学 / 進化の単位 / 種問題 / 因果モデル / 構造存在論 / EES
研究成果の概要

進化において基本となるのは遺伝子であると通常考えられているが、それを超えたよりマクロな単位、例えば「相同性」や「種」といった概念をどのように扱えば良いのかについては議論がなされてきた。本研究では、哲学的/数理的な手法を組み合わせることで、こうした問題にアプローチし、これらの概念に対して明確かつ進化生物学の実践に即した定義を提案した。それに加えて、形式的に表されたそれらの概念が、進化の帰納的推論(予測)において必要不可欠な役割を有することを明らかにした。

自由記述の分野

科学哲学

研究成果の学術的意義や社会的意義

進化生物学の哲学において長らく議論されてきた、「種」や「相同性」といった概念に新たな見方を導入し、結果は当該分野の国際トップジャーナルに複数回掲載された。また、進化生物における数学の役割について、80年代以降続く伝統的な枠組みとは異なる新説を提案し、ケンブリッジ大学出版局からの単著として出版した。これは今後の進化論哲学の一つの参照枠となりうるもので、当該分野における本国のプレゼンスの向上に大きく寄与したと自負している。

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公開日: 2020-03-30  

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