研究課題/領域番号 |
16K16338
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
片岡 太郎 弘前大学, 人文社会科学部, 講師 (80610188)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 縄文漆器 / X線CT / 保存科学 |
研究実績の概要 |
前年度では、宮城県山王囲遺跡から出土した漆器に関し、型式学的な年代が判別土器と一緒に出土した漆櫛と籃胎漆器、腕輪などの漆器を研究資料として、縄文時代晩期の同一地域における技法の変遷を明らかとし、特に、漆櫛の保存科学的研究ならびに製作技術研究についての報告書を作成した。当該年度は、VR技術を使った縄文漆器の復元研究を進め、新しい体験学習や教育活動への基盤を模索した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当該年度は、VR技術を使った縄文漆器の復元研究を進め、新しい体験学習や教育活動への基盤の構築を進めたが、これを国際会議等で成果発表をする予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の観点から渡航できず、実現できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
VR技術を使った縄文漆器の復元研究を進めて、研究の総括を行う。以上の成果を学術論文を投稿し、国内外の学会で成果発表を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究成果の国際学会で発表を予定していたが、新型コロナウィルス感染拡大防止対策の影響で渡航できず、発表を断念したため、旅費の残額が生じた。次年度は、感染状況を判断して、国際学会を優先的に考えつつ、必要に応じて国内学会での発表へ切り替えることで、成果発表を行う。
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