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2018 年度 研究成果報告書

石英中炭素14の超高感度測定法の開発と氷河地形編年への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 16K16347
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 地理学
研究機関金沢大学 (2017-2018)
筑波大学 (2016)

研究代表者

松中 哲也  金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 助教 (60731966)

研究協力者 笹 公和  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード炭素14 / ガス/固体ハイブリット型イオン源 / 加速器質量分析
研究成果の概要

石英中に存在する宇宙線生成核種炭素14を検出するための高感度で迅速な加速器質量分析法を確立し、モレーン岩石に炭素14表面照射年代法を適応させて氷河地形編年を行うことが目的である。6MVタンデム加速器とガスイオン源を用いて、二酸化炭素から炭素14を迅速に測定する手法開発を進めた。ガスイオン源は固体イオン源と比べてバックグラウンドと測定誤差が高いが、少なくとも0.5-1.0ミリグラムの二酸化炭素について炭素14の迅速測定が可能である。他の宇宙線生成核種(ベリリウム10・アルミニウム26・塩素36・カルシウム41)の超高感度測定も可能となった。

自由記述の分野

地球化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ガスイオン源を用いて、少なくとも0.5-1.0ミリグラムのCO2ガス試料について、グラファイト化処理を施す必要の無い、高感度で迅速な14C測定に成功した。前処理を含めて2日間で10試料の14C測定が可能であり、迅速性の観点から意義があるだけでなく、CO2として導入できる他の分析装置(元素分析計、レーザーアブレーション、ガスクロマトグラフ)とAMSを連結する応用研究が今後期待できる。

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公開日: 2020-03-30  

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