研究成果の概要 |
2 港間を航行する船舶について航路と船速を最適化することにより燃料の消費量を最小化する問題, 船速を考慮した船舶スケジューリング問題, 現実的な制約条件を考慮した船舶スケジューリング問題について解きやすい定式化について検討し, 効率のよいアルゴリズムを構築した. 最初の問題に対しては, 船速と航路の最適化を交互に行なうアルゴリズムを構築した. 残りの 2 つの問題に対しては列生成法に基づくアルゴリズムを構築した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
島国であるわが国にとって, 海上輸送は大量輸送を行なうためには不可欠であり, 効率のよい輸送の実現は重要な研究課題の 1 つといえる. 本研究では, 現実的な問題設定のもとで効率のよい船舶スケジュールを効率よく求める方法を開発した. これを繰り返し用いることにより不確実性に対して頑健な船舶スケジュールを求めるためのシミュレーション解析が可能となる可能性がある.
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