1、RAマウスの足関節炎に、ICGラクトソーム(ICGL)を用いた光線力学療法を行った。ICGLは2mg内にICG 30nmol/mg内包したものを使用した。レーザー照射は125mW/cm2、総照射エネルギー密度は75.2J/cm2とした。壊死細胞評価はTUNEL染色を用いた。光線力学療法群とcontrol群では陽性細胞数に有意差を認めた。2、ICGL投与量において5mg、10mg、20mgで検討した。20mgは皮膚びらんが出現し、5mgは蛍光輝度低下し、複数回照射には10mgが最適と判明した。3、複数回照射では2回の照射で体内のICGL量が大きく低下し、3回の照射でほぼ消失した。
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