本申請課題は完全非侵襲での生体内計測が可能なレーザードップラー流速分布測定装置を開発し、血管血流と関連がある症状の観察への応用を目指したものである。具体的な達成目標として、高速処理によるリアルタイムイメージング化と計測が難しい低血流速となる末梢部血管での血管走行判断を設定し取り組んだ。高速化については、FFTにより流速算出を行う際に必要となるデータ点数を所得する時間内で1ステップ前に取得したデータの処理を行うことが可能となった。二つ目については従来手法で使用していたドップラー周波数だけでなく、散乱光強度にも着目した手法を開発することで解決を図った。
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