研究課題/領域番号 |
16K16419
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
駒澤 伸泰 大阪医科大学, 医学部, 助教 (20529226)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 気管挿管 / 生体侵襲 / シミュレーター |
研究実績の概要 |
シミュレーターを用いて、様々な困難気道管理状況(嘔吐物下、血液吐血モデル、頸椎固定モデル、床上留置モデル等)を作成し、ビデオ喉頭鏡や声門上器具の性能評価を行った。さらにガムエラスティックブジーの有用性等についても検討した。主な成果として、ビデオ喉頭鏡の嘔吐物等に視野障害とその克服方法、ビデオ機能による間接声門視認機能だけでなく、直接視認機能を有することの意義を示した。さらに、心肺蘇生中の気管挿管における手動頸部固定などの補助動作が困難気道管理状況を和らげることを示した。 これらの成果をAmerican Journal of Emergency Medicine (Ohchi et al)(Fujisawa T)に2報の原著論文として報告した。他の研究成果も海外誌に投稿中である。 その後、これらのビデオ喉頭鏡や声門上器具の検討から、生体侵襲の少ない新規ビデオ喉頭鏡や新規声門上器具の特徴を確認し設計できた。 評価型シミュレーターが資金的問題で購入できなかったために、圧センサーシステムにより喉頭展開による侵襲度を測定する方針とした。プレリミナリーに圧センサーシステムにより気道確保器具の侵襲性を測定するシステムは構築できた。 現在、新規喉頭鏡のプロトタイプ設計までは終了しており、作成および機能評価を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在のところ順調に進行している。共同研究者との連携をより強化し、次年度に一定の成果が出せるように継続的に研究を続ける
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今後の研究の推進方策 |
プレリミナリーに圧センサーシステムにより気道確保器具の侵襲性を測定するシステムを用いて、新規喉頭鏡のプロトタイプ設計までは終了しており、作成および機能評価を行う予定である。 現在、産学共同での開発を希望する企業があり、共同研究により新規ビデオ喉頭鏡の開発および臨床応用を目指す予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初申請した額の評価型シミュレーターが資金的に購入不可能であったため、プレスケール評価システムを購入したことで余剰が発生した。
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次年度使用額の使用計画 |
新規気道管理器具開発のために、ビデオ喉頭鏡を数本購入する予定である。さらに情報収集や成果発表のために米国シミュレーション学会に情報収集する予定である。これらのことから、2017年度使用額は必要であると考える。
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