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2019 年度 研究成果報告書

入院期心不全患者における新たな呼吸理学療法の運動耐容能への効果に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K16442
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関北里大学

研究代表者

濱嵜 伸明  北里大学, 大学病院, 主任 (40448973)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード心不全 / 呼吸筋力 / リハビリテーション
研究成果の概要

心不全治療のために入院した患者の呼吸筋力が、運動耐容能や予後へ与える影響を調査した。その結果、患者の呼吸筋力が低下するほど運動中に息切れを生じやすく、運動耐容能が著しく低下していた。 さらに、入院中に呼吸筋力の低下を認めた心不全患者では、退院後の死亡率が有意に高値を示した。一方で、心臓リハビリテーションによる呼吸筋力の向上は、運動耐容能の改善および再入院リスクの低下と有意に関連していることも明らかとなった。
これらの研究結果から、2つの論文が英文誌に掲載された。また、4つの学会において学会賞を受賞した。

自由記述の分野

リハビリテーション科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

臨床において呼吸筋力は簡便に測定できる。心不全患者の呼吸筋力が健常者の70%程度に低下することは先行研究で明らかとなっていた。
我々の研究結果から、心不全患者における呼吸筋力測定が患者のリスク層別化や治療の効果判定に有用であることが明らかとなった。また、呼吸筋力の向上を目的としたリハビリテーションが、患者の運動耐容能を向上するばかりでなく予後を改善する可能性も示された。

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公開日: 2021-02-19  

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