心不全治療のために入院した患者の呼吸筋力が、運動耐容能や予後へ与える影響を調査した。その結果、患者の呼吸筋力が低下するほど運動中に息切れを生じやすく、運動耐容能が著しく低下していた。 さらに、入院中に呼吸筋力の低下を認めた心不全患者では、退院後の死亡率が有意に高値を示した。一方で、心臓リハビリテーションによる呼吸筋力の向上は、運動耐容能の改善および再入院リスクの低下と有意に関連していることも明らかとなった。 これらの研究結果から、2つの論文が英文誌に掲載された。また、4つの学会において学会賞を受賞した。
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