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2019 年度 実施状況報告書

認知症高齢者における時間処理能力の構造解明と新規評価法の提案

研究課題

研究課題/領域番号 16K16458
研究機関国立障害者リハビリテーションセンター(研究所)

研究代表者

西浦 裕子  国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 福祉機器開発部, 研究員 (60710796)

研究期間 (年度) 2017-02-07 – 2022-03-31
キーワード時間感覚 / 時間見当識 / 時間管理 / 時間処理能力 / 認知症 / 高齢者
研究実績の概要

発達障害領域で開発された時間処理能力(Time Processing Ability:以下,TPA)の評価法、KaTidを参考に、認知症高齢者を対象としたTPAの仮評価ツールを作成するため、認知症専門の医師やリハ専門職と協議の上、認知症と発達障害の相違点を明らかにし、質問項目の検討と不足項目の追加を行った。具体的には、認知症高齢者に顕著に表れる時間見当識に関する質問項目を増やし、時間感覚に関する質問項目については一部割愛した。
仮評価ツールをKaTid-Oldとし、日本語版の作成および英文への逆翻訳を行った。各質問項目の意図、回答の解釈方法等、KaTid開発者、Gunnel氏との意見交換を行うことで整合性を確保した。以上のプロセスを経て、今年度の目標であるTPAの仮評価ツール、KaTid-Oldを完成させ、次年度のプレ評価に向けた準備を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

年度の目標である、認知症高齢者を対象としたTPAの仮評価ツールを完成することができたため、概ね計画通りに研究が進んでいる。

今後の研究の推進方策

今後、認知症高齢者を対象としたTPAの仮評価ツール、KaTid-Oldのプレ評価を行う予定であり、研究フィールドの確保など準備を進めている。しかし、コロナウィルス感染拡大を受け、データ収集ができない状況であり、今後は研究の進行が遅れる可能性がある。

次年度使用額が生じた理由

今年度はコロナウィルス感染拡大の影響を受け、研究フィールドでのデータ収集や出張ができなくなったため、次年度使用額が生じた。次年度は、認知症高齢者を対象とした時間に関する評価のデータ収集を行うため、出張費、被験者謝金、データ入力および分析のための機材費および人件費、成果報告のための学会参加費として、助成金を使用する計画である。

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公開日: 2021-01-27  

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