KINECTという、持ち運び可能で安価なデバイスを用いて立ち上がり動作を動作分析して関節位置情報を数値化するプログラムを開発した。数値化した関節の位置情報を用いて、立ち上がり動作を客観的に示す4指標を算出して、それぞれの指標に対して再現性を検討した。 地域在住高齢者を対象にフレイルとの関連性を比較検討したところ、フレイル・プレフレイル群(28名)は健常群(12名)と比較して、前後方向に対して動揺性の大きな立ち上がり動作となっていることが示された。 地域で実施されている介護予防事業にも普及可能(持ち運び可能、安価)な機器を用いて、客観性が高くフレイルとの関連性が示された指標が開発された。
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