アスリートは減量によってコンディションを崩し、試合に本来の実力で臨めないことがある。減量がうまくできているかに関する指標はなく、選手の経験によるため、科学的なデータが必要である。本研究によって、減量時は体水分量が変化し、選手のパフォーマンスの自覚的な症状に与える影響を明らかにすることができた。しかしながら、減量期間中の体水分量の変化について明らかにすることができず、減量の途中経過を評価するための指標の策定には、本研究期間内ではできなかった。今後さらなる研究の実施で明らかにしていくことを目指している。
|