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2018 年度 実績報告書

サッカーにおいて目的の方向にボールを蹴るためのボールインパクト技術の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16K16506
研究機関山形大学

研究代表者

井上 功一郎  山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (10723710)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードキック方向 / ボールインパクト位置 / ボール速度 / ボール回転 / 足部姿勢 / インステップキック / インサイドキック / スポーツバイオメカニクス
研究実績の概要

本研究課題では,サッカーのボールキックにおいて,目標となる方向にボールを蹴り出すためのボールインパクト技術を明らかにすることを目的とした.
2018年度は,前年度に未達成であったインステップキックよって各種方向に静止したボールを蹴る動作のデータ分析を完了させた.そして,ボールに対する足部の接触位置や足部のスイング方向,足部の姿勢などのパラメータとボールの進行方向(左右方向)との関係を検討した.その結果,ボールに対する足部の接触位置がボールの進行方向に最も強い影響を及ぼすことが明らかとなった.つまり,ボールの進行方向をコントロールするためには,ボール中心に対して足部を接触させる位置を左右にずらし,対角からインパクトすることが最も重要であると考えられた.一方で,いずれの方向にボールを蹴る際も,足部の甲の足関節に近い位置をボールに接触させることが明らかとなった.ボールを蹴り出す方向に関わらず,足部の同じエリアを用いてボールを蹴ることが示された.足部の姿勢に関しては,足部長軸回りの回転角度とボールの進行方向との関係が特に強かった.この長軸回りの回転によって足部の甲の向き変化させることが,ボールの進行方向をコントロールすることに寄与すると考えられた.これらの成果は,ISBS2018 Conference,及び第25回日本バイオメカニクス学会において公表した.上記の研究と並行して,動いているボールを各種方向にキックする動作のデータ収集,及び分析を行なった.この成果は,日本フットボール学会 16th Congressにおいて公表した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] A pilot study of ball impact characteristics in varied ball launched directions in soccer instep kick2018

    • 著者名/発表者名
      Koichiro Inoue, Hiroyuki Nunome
    • 雑誌名

      ISBS Proceedings Archive

      巻: 36 ページ: 102-105

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] サッカーのダイレクトシュートにおいてシュート方向が正確性に及ぼす影響2018

    • 著者名/発表者名
      井上功一郎
    • 学会等名
      日本フットボール学会 16th Congress
  • [学会発表] サッカーのインステップキックにおけるキック方向とボールインパクトの関係2018

    • 著者名/発表者名
      井上功一郎,布目寛幸
    • 学会等名
      第25回日本バイオメカニクス学会

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公開日: 2019-12-27  

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