研究課題
本研究の目的は,柔道の投げ技を対象として,投げられる人(以下,受け)の頭部への影響を角加速度によって明らかにし,安全対策を進める上での基礎資料を作成することである.平成29年度の研究実績では学会発表として,前年度に行った研究内容をまとめた「Influence of the weight difference in throwing technique of Judo to the head of Uke(柔道の投げ技における受けの体重差が頭部に与える影響)」を題目として「2017 INTERNATIONAL BUDO CONFERENCE BY THE JAPANESE ACADEMY OF BUDO(国際武道会議)」に発表した.他にも同国際会議において,「A study of factor analysis related to the consideration of Judo -In the case of Taiwanese youth Judo players(柔道に関する意識の因子分析的研究)」,「Coachig demands of high school girl Judo athletes(女子高校生柔道選手が求める指導について)」の発表を行った.実験では,投げ技と疲労の関係を探るために,3軸加速度および角速度センサ(MA3-50AD-RDB-SS,MVP-RF8-GC,Micro Stone社製)を使用し,定量的および柔道の実践的な運動における疲労前後の受けの頭部角加速度を測定した.
2: おおむね順調に進展している
平成29年度は,平成28年度に確認された実験の手続きを基にして本実験を行い,概ね順調に進んでいる.
平成30年度は,柔道の実践的な運動による頭部への影響を探る実験を追加で行い,詳細なデータを明らかにする.このデータの解析後,報告書を作成する.
平成30年度に再度実験を行う予定である.したがって,平成29年度に小規模の実験を行うよりも次年度に繰り越して謝金をまとめて支払う方が,より効率的な実験が行えるので人件費として繰り越した.
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すべて 雑誌論文 (5件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 3件)
Proceedings of the 2017 Internatinnal Budo Conference by the Japanese Academy of Budo
巻: - ページ: 86-87
巻: - ページ: 188-189
巻: - ページ: 142-143
巻: - ページ: 196-197
巻: - ページ: 64-65