研究課題
若手研究(B)
運動トレーニングによる発汗機能の改善メカニズムを明らかにするため,汗腺周囲の神経伝達物質に対する反応性が運動トレーニングで改善されるのかどうかを検討した.これまではアセチルコリンという神経伝達物質が発汗機能の改善に主に関与すると考えられてきたが,本研究の結果より,アドレナリンに関するメカニズムや一酸化窒素などの役割が新たに明らかになった.これらの結果は従来考えられているより複雑なメカニズムによって発汗機能は改善されることを示しており,まだ不明な点については今後も研究を継続する必要がある.
環境生理学