研究課題
①冬季と夏季に成人20名ずつを対象に、自律神経と褐色脂肪組織密度の評価を行った。その結果、冬季は夏季に比べて、交感神経指標が有意に高値であり、副交感神経指標は低値であった。特に熱産生に関与する交感神経指標と言われているVLFが冬季で高値であることは新知見である。また、褐色脂肪組織密度は冬季の方が夏季よりも有意に高値であった。本結果は、Journal of Physiological Anthropologyに採択されている。②成人413名を対象に、褐色脂肪組織が活性化・増量する生活習慣の探索を目的に横断研究を行った。結果については、交絡因子の影響などを考慮して詳細に解析中である。
2: おおむね順調に進展している
1) 自律神経と褐色脂肪組織密度の季節変動に関して論文報告を行った。2) 413名の横断データを取得し、年齢、体組成、気温との関連について詳細に解析を行っている。
横断データを用いて、褐色脂肪密度と1) 年齢、2)体組成、3) 気温との関連について検討を行う。特に気温については、様々な交絡因子の影響を調整して、詳細に解析を行い、いつどの程度の気温が影響するかについて解析を行う。
褐色脂肪組織活性は冬季の最大活性となる。そのため、冬季を中心に測定を行った。一部、血液を回収した期間が3月となっており、当該検体についての解析を次年度に持ち越しにすることとしたため。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 4件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 6件) 学会発表 (3件) 図書 (2件)
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