• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 実績報告書

幼児期運動指針を活用した幼児の運動能力・身体活動モニタリングシステムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 16K16578
研究機関東京医科大学

研究代表者

福島 教照  東京医科大学, 医学部, 講師 (00408626)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード幼児期運動指針 / 体力
研究実績の概要

本年度(最終年度)において、幼児期運動指針の認知および活用状況を検討することを目的に、既に島根県雲南市における就学前施設(保育所10、幼稚園5、こども園6)で働く保育者(290人)に対して実施した質問紙調査の分析を行った。その結果、就学前施設の種類によらず保育者の6割以上が本指針を認知していたが、実際に指針を現場で活用している者の割合は全体で18.6%に過ぎないことを明らかとした。また、保育者における指針活用に対する行動変容ステージについて評価したところ、約半数は指針活用に対して関心期に留まっていた。以上の結果より、文部科学省により策定された本指針は、普及に関して一定の水準に達していたが、活用の段階に至っているとはいえない現状が明らかとなった。本検討で得られた知見は第77回公衆衛生学会総会にて公表した。
さらに、幼児期運動指針の活用が体力・運動能力に及ぼす効果を検討することを目的に、島根県雲南市教育委員会、子ども政策局、雲南市健康福祉部および身体教育医学研究所うんなんの協力を得て測定した幼児の体力測定データと各施設における指針活用保育者の割合との関連を検討した。その結果、就学前施設において幼児期運動指針を活用する保育者割合と幼児の体力・運動能力に関連を認め、特に指針活用保育者割合の高いことは、幼児の運動能力の中でも投力の指標であるソフトボール投げの投距離が長いことと関連することが明らかとなった。本検討結果についても今後学会発表等で公表する準備を進めている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 就学前施設における幼児期運動指針活用の現状に関する記述疫学的検討2018

    • 著者名/発表者名
      福島教照、安部孝文、菊池宏幸、天笠志保、町田征己、高宮朋子、小田切優子、
    • 学会等名
      第77回公衆衛生学会総会

URL: 

公開日: 2019-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi